従業員を雇うのであれば雇用保険加入が必要で、タイムカード打刻や給与計算もしなければなりません。また、従業員を10人以上雇うのであれば、就業規則の作成と提出が義務付けられており、更に大きくなって1つの事業所あたり50人になれば専任の産業医による健康管理が必要です。更に更に大きくなって1,000人の従業員を抱えれば専属の産業医を雇用しなければなりません。
雇用した従業員に長く働いていただくには、有給休暇や交通費支給、賞与はもちろん、産休育休の取りやすい制度や出産祝い金など子育てがしっかりできる環境を作っていかなければいけません。

売上が伸び始めてからこれらを慌てて用意するのではなく、事業計画を練る段階で従業員雇用やその方々が働く環境についても考慮しながら整備していかないと、小さな不満の積み重ねが従業員の反感を買ってしまい、せっかく雇った従業員が辞めてしまうこともあります。「あの人が辞めるなら私も…。」と、連鎖反応が起きてしまう可能性だってあります。

また、昨今はTVCMでもよく目にするようになりましたが、人材紹介ビジネスが拡大しており、従業員一人を雇用するのに年収の2,3割が手数料として必要です。新しい方を雇用してから一人前になるまでに最短で3ヶ月かかるとして、その間の本人の給料や教える側の給料も考えれば一人につき300万円以上かかります。、売上は伸びても働く環境が悪くてすぐに辞められてしまったら、またリクルートに費用がかかり、何のために会社が稼いでいるのかわかりません。
まずは雇用した従業員が健康に長く働いてくれる環境作りに取り組むことで人が会社に根付き、地盤を固めてくれた従業員が土台となって新たな環境を作っていき、次第に創業者である社長一人が生み出す売上が会社の中では小さいものになり、その社長はまた新たな野望と熱意を持って次のビジネスに挑むことができるのです。

顧問である弁護士、社労士、税理士、公認会計士、行政書士を始めとした士業の方々によるサポートだけでなく、産業医による健康診断勧奨やストレスチェック等のサービスも提供しています。これらのサービスを会員様に活用いただくことで健康経営優良法人認定を取得いただけます。それにより、補助金や助成金の採択率を上げたり、信用を上げて融資を受けやすくなることで事業スピードを加速します。
また、助成金を活用した人材育成のサポートや税務や労務に関する事務サポートや従業員満足度を上げるためのBtoC福利厚生サービスも提供しており、経営者はもちろん、その会社で働く従業員一人一人がサービスを享受できる形になっています。
税金や社会保険料が高いと文句を言う人は多いです。確かに安くありません。年収500万円でも手取りは400万円前後です。しかし、国や自治体は常に変わり続ける環境に対応する形で給付金や助成金、補助金といった形で還元してくれる仕組みを作ってくれています。その情報を常に把握し、自社を守るため、発展のため、働く従業員のために活用するための組織。それが一般社団法人ブライト健康経営推協会です。